処方された薬を知りたい〜クラビット〜
クラビットはニューキノロン系の抗生剤で、細菌感染症や二次感染を防ぐために、よく処方される医薬品です。
250mg、500mgの錠剤のほか、点眼液もあり、多くの診療科で処方されています。
ブドウ球菌、レンサ球菌、肺炎球菌、腸球菌などに効用を発揮します。
感染症を起こさせる細菌の本体であるたんぱく質が作られるのを阻害して、細菌が増えるのを阻止し、細菌感染による炎症反応を抑えます。
気管支炎や咽頭炎など一般的に風邪といわれる疾患から、中耳炎や外耳炎、歯肉炎など、みなさんがよくかかる身近な病気で処方されているため、服用したことがある方も多いのではないでしょうか?
クラビットは、比較的安全な薬と言われていますが、他の医薬品と同様に、副作用がゼロであるとは言い切れません。
また飲み合わせに注意が必要な医薬品もあるため、かならず処方された際には、調剤薬局におくすり手帳などを持参し、薬剤師の指示のもとに服用するようにしましょう。